汗水節(あしみじぶし)の歌

 

具志頭村出身の故仲本稔氏の作詞による。
戦後沖縄の復興の精神的な支えになったともいわれている。

汗 水 節
1.汗水ゆ流ち 働らちゅる人ぬ
心うれしさや 興所の知ゆみ
汗水流して働く人の
心のうれしさは,他の人にはわかるまい
2.一日に五十 百日に五貫
守てそこねるな 昔言葉
1日に一厘,百日に十銭
守りそこねるな昔の言葉
3.朝夕働らちょて 積ん立てる銭や
若松の盛い 年と共に
朝夕働いて積み立てたお金は
若松の盛りが年と共に加わるようなものだ
4.心若々と 朝夕働きば
五六十になても 二十歳さらみ
心若々しくと働くならば
50歳,60歳になっても20歳のようだ
5.老ゆる年忘て 育てたるなるしぐわ
手墨学問も 汎く知らし
年をとるのも忘れて 子供を育てるの
学問をひろく広め立派な大人になってほしい
6.公衆為も 我が為ゆと思て
百勇みいさで 尽しみしょり
公衆のことを自分のことと思って
皆のために頑張ろう
汗水節の碑