具志頭村紹介 96'具志頭村勢要覧より】

 豊かな自然景観に恵まれた具志頭村は、農業、漁業を主な産業とし、日本最古といわれた港川人などの多くの文化遺産のある村であります。

 21世紀に向けて「豊かで活力のある具志頭村づくり」のために、教育文化施設の整備、福祉施設の整備、産業の振興をめぎして、村づくりに邁進しているところです。

 

 位置

 具志頭村は、沖縄本島の南端に位置し、東経127度45分、北緒26度7分にあります。総面積は12・08平方キロメートル。県都である那覇市へはおよそ15Km、車で45分の距離にあります。北は大里村、東は玉城村、西は東風平町と糸満市に隣接し、北東ら南西に伸びる海岸線は断崖絶壁で、美しい太平洋が一望できます。  

 

 地 勢

 具志頭村の地形は全体的に起伏に富んでいて、南側一帯の高台と、やや平地の北側、そして西側から東側にかけての丘陵地帯に分けられます。土壌は琉球石灰岩土壌と泥灰岩土壌に大きく分れていて、特に南の高台には険しい石炭岩防が続いています。

 具志頭村には河川が数えるぐらいしかありませんが、本島有数の湧水帯が村内にあります。


 村花 【テッポウユリ】

 テッポウユリは琉球列島を原産地とするユリ科の球根植物で、4月頃になると具志頭村の山野で数多く開花します。

 その咲いた時の清楚な姿が、沖縄の初夏の野山をさわやかに、美しく彩ります。

純白で香り豊かなテッポウユリは、村民の純朴さと思いやりを表しています。

 ■ 制定年月日:昭和60年11月1白


 村木 【リュウキュウコクタン】

リュウキュウコクタンは、常緑広葉樹の中高木で沖縄の自然条件に適し、具志頭村の山野にも自生しています。

 まっすぐ伸びた幹の芯材は、漆色で光沢があるので、床柱や家具、三味線のさおとして重宝がられています。

 また、古くから庭木として親しまれている植栽なので、栽培も手間がかかりません。

 別名クルチ(黒木)とも呼ばれています。

  ■ 制定年月日:昭和60年11月1日


 村魚 【トビウオ]

トビウオは、ダツ目トビウオ科に属する海産魚で、熱帯から温帯海域に分布し、沖縄近海では約20種のトビウオ類が知られています。

 胸びれが長く翼のような機能を果たし、表層を飛ぶように泳ぐことからトビウオの名がついています。

  ■ 制定年月日:平成2年12月1日


 村花木 【ブーゲンビレア]

 ブラジル原産のブーゲンピレアは、明治43年スリランカから沖縄県に入ってきた品種です。

 花の色は紫紅、赤、桃、オレンジ、黄、白と種々様々。特に赤と白の源平咲きは、情熱的で色あざやかに咲き誇ります。

 しかも、成長が早く丈夫な植物で、どのような土壌でもよく育ちます。

 また.鉢に植えて、観賞用として楽しむこともできます。

制定年月日:昭和60年11月1日