黒 砂 糖 づ く り

 



1.黒砂糖づくりの準備
  ・サトウキビ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひとりあたり1〜2本(人数分)
  ・サトウキビ簡易しぼり機
  ・タライ又は大きいボール
  ・ナベ,しゃくし,さいばし・・・・・・・・・・・グループ分
  ・綿布
  ・石灰
  ・リトマス試験紙
  ・ガスコンロ
  ・皿

2.サトウキビしぼりの下準備
  ・サトウキビの葉を刈り取る。
  ・サトウキビについて汚れを落とす。
 

3.さとうきびしぼり(簡易しぼり機を使って)
  ・簡易しぼり機をしっかり固定する。
  ・サトウキビしぼり機に通す人,引っぱる人、回す人に分けてサトウキビをしぼる。
  ・手順
    @サトウキビをくだく。
      ・最初は太くて堅いので、しぼりやすくするために、車(歯車)のすき間を大きめにしておいて,
       1本ずつ通していく。(全過程を全員に体験させるため)
 
    Aさとうきびをしぼる。
      ・車(歯車)のすきまをしぼめて、しぼりだす。
      ・さらに2つに折って,ぞうきんをしぼるようにねじりながら通す。
      ・同じキビを2・3回通す。

      ・1本から約7デシリットルしぼれ、22本から9リットルとれた。

    B汁をナベに移す。
      ・タライにためたしぼり汁を,綿布でこし,ゴミやカスをていねいにのぞきながらナベに移す。
       (しぼり汁はすぐ発酵するので,その日で煮つめた方がよい。)

    C石灰を入れる
      ・赤、青のリトマス試験紙を同時に入れて、「しぼり汁」が酸性であることを確認する。
       (青→赤,赤→変化なし)
      ・赤のリトマス紙が青になるまで、少しずつ石灰を加える。
       (しぼり汁を0.1%の重さの量を半分ほど入れ、様子を見て後で少しずついれ,
        弱アルカリ性の液にする。)
      

※ 酸性のままだと黒糖が固まらず,アメ状になってしまう。   
※ 煮つめると酸性に戻るので、適時石灰を加える。   
※ 石灰には,他にもアクを出しゴミを取り除く働きがある。

    D煮つめる。
      ・ナベに入れたしぼり汁を強火で煮つめながら,アクをていねいに取り除く。
      ・汁が半分ほどに減ると温度は、120℃まであがるので注意する。
      ・さいばしでかき混ぜたり,アクをすくったりしながら,強火のまま焦げに注意する。

    F冷やして固める。
      ・大きなあぶくがナベの真ん中に向かって、まきこむようになり、あまい香りが漂ってくるようになる。
      ・さいばしで汁をすくい,水に一滴たらし,汁が散らないで固まって落ちるようになったら
       ナベを火から降ろす。
      ・根気よく空気とよくまざるように手早くかきまぜ,粘りが強くなったら型に流し込む。
      ・固まり始めたら早いので,すぐバットに移し,包丁でわける。
       (9リットルで1.8キログラムの黒糖ができる。)
 

【皮をむいて汁を吸ってもおいしいよ!!】