沖縄の伝統的なお菓子 Top of page   食育

春と言えば、新しい道へ旅立ちが多い季節。そろそろ新しい進路や就職が決定し、素敵な笑顔があっち、こっ ちで見うけられるのでは?お祝いごとを大切にし、盛大に行なう沖縄「合格祝い」「卒業祝い」「入学祝い」は、もちろんにぎやかに行なわ れます。そして、この合格祝いなどでは多くのごちそうと共においしぃ~沖縄の伝統的お菓子が振るまわれます。また、お祝いのお返しにも カステラやまんじゅうなどの沖縄の伝統的お菓子がよく使われ、この時期沖縄のケーキ屋さん、お菓子屋さんは大忙しです 。と言うことで、このコーナーでは【沖縄の伝統菓子】をご紹介します。
次の言葉は何の呼び名でしょう?
ちんすこう ぽーぽー
花ぼうる ちんびん
くんぺい あまがし
ち-るんこう ふちゃむぎ
たいちいちゃお たんなふぁくるー
さーたーあんだーぎー のーまんじゅう
こーぐゎーしー くるざーたー
なっとぅいんす はちゃぐみ
むーちー かるかん

分かりましたか?
 
実はこれ、沖縄の伝統的お菓子の名前なんですよ~まだまだ、たくさんあるのだけど…今回は代表的なものをあげてみました。 上のお菓子の原料のほとんどは小麦粉、山芋、卵、砂糖、黒砂糖のいずれかが使用されています。また、料理に豚肉を頻繁に使用 する沖縄らしく、菓子に豚脂が使われることもあります。そして、最近は基本ベースをアレンジして沖縄の特産品をプラスしてバ ラエティー豊かな種類が見うけられます。
特産品⇒ 紅芋・黒糖・パインアップル・マンゴー・シークワーサー・月桃・にがうり・パパイヤ・泡盛など

沖縄の行事
 沖縄の行事は旧暦にのっとって行われることが多いです。 年の初めは、旧正月から始まってあの世の正月ともいわれる十六日正月、二十四節のひとつ清明祭、お盆とつづき、ほかにも三年忌、七年忌などの法事が三十三年忌までつづきます。この各行事に重箱料理は準備されるのです。
そして、この重箱料理をいかに上手に作るか、いかに美しく詰めるかは、沖縄の主婦にとってとても重要です。重箱に詰められる料理は、地域や家庭によって多少の違いはありますが、ほぼ決まった料理が重箱に隙間なく詰められます。

主な沖縄の伝統的なお菓子
歴 史

うちなーの伝統的菓子は、琉球王朝時代(15世紀に入る頃)に中国からの冊封師の菓子職人により、中国菓子の製法が伝えられると共に、日本にも使節を送り菓子作りを学ばせ、中国菓子と日本菓子が融合を果たし、独自の琉球菓子が作り上げられました。その種類は実に数百種類を超えるといわれています。又、琉球王朝時代に菓子は王族や貴族だけしか味わうことができず、日常庶民の口には入ることは少なく、儀式や行事の際にのみ用いられる高級な物だったようです。そのためか、今でも日常食べるもの、行事の際作られるもの、観光のみやげ品として使われるものとそれぞれ分かれているような気がします。

さいごに・・・
 これ以外にもまだまだいっぱいありますが…今回はこれぐらいで失礼します。1つでも知っているお菓子はありましたか?
作り方もそれほど難しいものはないので…お菓子作りに挑戦してみるのもいいのでは?(今回はレシピをのせていませんが…)
また、今回は沖縄の伝統菓子ということでしたが、沖縄のお菓子に欠かせないものに外国からの輸入菓子もありますので、 これはまた次の機会に紹介しますので、お楽しみに。
最後に皆さん、ほとんどのお菓子に小麦粉が使用されているのにお気づきになりましたか?沖縄では菓子だけでなく、沖縄そ ば、天ぷら、麩イリチーなど、小麦粉を原料とした食べ物がたくさんあります。なぜ、多くの小麦粉が使われるようになったの か?これも次に機会があれば調べてみたいと思います。(知ってる方は、ぜひ教えてくださいね。)



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