パートナーストレッチングで冬季の体をケア

冬季は、寒さと運動不足が重なって、筋肉は硬く縮んだ状態になり、その結果、筋肉内の血液循環が悪

くなって腰痛や肩こりなどが起こりがちです。筋肉のこりを解消したい場合のストレッチングとしては、1人

で行うセルフストレッチングよりも、2人で行うパートナーストレッチングの方が、より筋肉の伸展効果が得

られることでおすすめです。しかし伸ばし過ぎにならないように注意する必要があります。

いずれにせよ、1人ではなかなか継続できない運動も、一緒に出来るパートナーがいると続けやすいとい

うメリットがあるので、ぜひ挑戦してみて下さい。

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【肩まわりのストレッチング】
@肩の後ろを伸ばす A胸から肩を伸ばす
補助する人は相手の背中に膝と大腿部をつけて立ち、腕をとって肘が胸につくようにさせる。この時、肩甲骨をしっかり固定させるようにすると効果的。 補助者が背部から相手の両手を脇に挟み、両膝で軽く背中を押しながら後方に体重をずらせるようにして、胸から肩まわりを伸ばす。
B胸・肩・腕を伸ばす
補助者は後方で相手の両手をとり、肩甲骨を引き寄せるようにしながら後方へ引く。背中が丸くならないように注意させる。

【腰まわりのストレッチング】
@腰・臀部をのばす A腰の側面を伸ばす
補助者は、仰向けに寝て脚を組んだ姿勢の相手の上になっている脚の膝が、反対側の肩の方へ向かうように押す。 仰向けに寝て膝を伸ばした姿勢のまま、片足が体を横切るように交差させる。補助者は、相手の骨盤が浮かないように腰をしっかり押さえる。
B股関節の内側を伸ばす C臀部と腰側面を伸ばす
仰向けに寝て片膝を軽く曲げて開いた相手の伸ばしている脚の骨盤を押さえながら、もう片方の脚の膝を押さえて伸ばす。 仰向けに寝て図のように体を横にひねった相手の膝と肩を押さえる。補助者が膝で相手のお尻を押してあげると、ひねりはさらに強くなる。
D大腿裏側を伸ばす E大腿部を伸ばす
補助者は、仰向けに寝た相手の片足を膝を軽く曲げた状態で上げさせる。太ももの裏が軽く伸ばされたと感じる程度に頭の方へ押す。骨盤が横に開かないように注意。 うつ伏せに寝た姿勢の相手の膝を曲げさせ、お尻にかかとか足の裏がつくように押す。このとき、お尻が上がらないように補助者は、もう一方の手でお尻を押さえる。
≪パートナーストレッチングに対する疑問・質問≫
Q:「2人でストレッチングする場合、何か注意することはありますか。」
A:反動をつけて強く押し伸ばさないことです。また、補助者がストレッチする人の反応に注意を払い、息を止めていないか様子をみたり、痛みが出る前に補助動作をゆるめるなどして、決して無理に伸ばさせないことです。

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