驚異のうちな~料理 Top of page   食育
暖かい気候、豊かな自然に囲まれた美しい島沖縄を好んでやって来る観光客は、年に350万人と言われています。最近ではその観光客の興味は、観光だけでなく・日本という国にありながら、和食とは食材も料理方法も異なり、長い歴史と厳しい地理的条件を背景に中国料理の影響をうけながら育てられた、150種を超えるとされる独自のヘルシーで・長寿食といわれる沖縄料理に注目が集まっています。
そこで、このコーナーでは沖縄の食の文化やメニュー、また食材などを知ってもらおうということで、あらゆる角度から見た、沖縄の食を紹介していこうと思います。
で-…今回は、季節は春ということで、沖縄の祝い食、行事食に関連したテーマで紹介していきたいと思います。

の料理にも目を向けてみませんか?
● 重箱料理

沖縄の行事食にかかせないのが重箱料理です。本土の方では、料理が詰められた重箱が登場する機会は、お正月のおせち料理や行楽弁当の時くらいであるようですが・・・・・沖縄の重箱料理は祝の席、法事のあらゆる行事にかかせません。
沖縄の行事
 沖縄の行事は旧暦にのっとって行われることが多いです。
 年の初めは、旧正月から始まってあの世の正月ともいわれる十六日正月、二十四節のひとつ清明祭、お盆とつづき、ほかにも三年忌、七年忌などの法事が三十三年忌までつづきます。この各行事に重箱料理は準備されるのです。
そして、この重箱料理をいかに上手に作るか、いかに美しく詰めるかは、沖縄の主婦にとってとても重要です。重箱に詰められる料理は、地域や家庭によって多少の違いはありますが、ほぼ決まった料理が重箱に隙間なく詰められます。
重箱と料理のポイント
盛り付け例
①箱は基本的に1一段に餅、二段に料理が詰められそれをセットとしたものを二組準備します。
②重箱の多きさは、八寸四方が一般的で、それを9マスに分けて料理を詰めます。
 九品すべての幅も高さもぴったり揃えて詰めるのはなかなか大変な作業なのです。
③行事が喜でも哀でも重箱の中身はほぼ変化しませんが、かまぼこと餅が少し変化します。
④中に詰められる料理は9品と奇数ですが、各料理もなるべく奇数になるように詰めます。


● こんぶ


今回の注目食材は?昆布です。マグロやかつおを昆布で巻いた煮しめは行事料理には欠かせませんし、重箱料理の中にも煮しめにされた昆布が入つています。
 沖縄料理を紹介するときに食材としてかかせない物がありますが、昆布もその中の一つです。沖縄ではまったく収穫されない昆布の生産地は90パーセント以上が北海道!それでは、昆布消費量NO.1はどこだと思います。‥‥沖縄県なのです、知っていましたー?びっくりでしょ…沖縄の昆布の年間購入量は、全国値の1、5倍以上も多いのです。
 なぜこれほど沖縄に浸透したかといえば、古くは琉球王朝時代く18世紀頃)漢方の原料として薩摩から清への貿易の中継地点として沖縄が重要な役割を果していることに関係しているようです。日本と中国という二国間の間に立っていた琉球に昆布が浸透し、長寿を担う重要な食材になったのです。
 調理の方法や食べ方に特徴があり、だしとして昆布の旨みや風味を使用するのだけではなく、食材として野菜の様に食べられているのです。食材として食べるということから昆布の種類は柔らかくて安い「ながこんぶ」が主となっています。



【沖縄の昆布料理】
豚ソーキ汁、足てびち、クーブイリチー、煮付け
【昆布の栄養価】
昆布は体の組織をつくり、調子を整え
てくれる栄養素、ミネラルを豊富に含みます。また、腸内を掃除する働きのある食物繊維もたっぷり!
( 編集後記)
祖先を尊まい、仲間を大切にする心が法事や年間行事を多にしている沖縄、そのあらゆる行事に登場する重箱料理を紹介しました。そのなかでとても重要な昆布の話はいかがでしたか?
昆布を野菜のように食べてみようかなー何て・‥思ってくれた方がいれば、嬉しいです…!まだまだ、沖縄の食はいっぱ~い色んな秘密を秘めているので、次回もこのコーナーを楽しみにして下さいね。






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